今日は久々に長文だよー!!!
夕べは第何回目かのM1号を送る会のラストディナーでございました。
ディナーは我が家の厨房である成利園飯荘で中国東北料理、辛いもの、本場のジャージャー面、そしてデザート2種とてんこ盛りなおいしさでございました。
おなかはいっぱいになったし、老板娘はやさしく注文聞いてくれるし、大満足でした。
だけどやっぱりしゃべりたりないからいっちょ飲みに行くべと、その内の4人でクラークキーに移動。
このクラークキーは観光客目当てではあるけど在住者にもいろいろ楽しめるようにと、新しいお店が次々と開店しています。
そこで一風変わった面白いバーに行ってみたわけですよ。
店名は CLINIC 。
なんでクリニックかっていうと、内装外装を病院のようにしてるのよ。
レストランの方の入り口にあるガラスのブースには真ん中に手術台。 これがインフォメーションデスクのよう。
その脇には金色に塗った車椅子。 その椅子の上メニューがのっけてあるの。
手術台の後ろは銀色に燦然と光る遺体冷蔵ケース。 殺人とかで行方不明みたいな遺体をしまっておくステンレスのでっかい引き出しのことね。 C.S.I.とかでよく見かけちゃう、アレよ。
バーの方もゆったりとしたソファとソファの間は病室の布のパーティションで区切ってあるの。 ご丁寧に点滴までぶらさがってるの。
ウエイターは背骨、ウエイトレスは手のひらが胸のあたりにあるレントゲン写真風のおもしろTシャツが制服。
そんな面白バーだから、これは話のネタなるわいと、来週にはマレーシアに行ってしまうM1号の思い出つくりに選んだお店だったのですよ。
飲めない私とU子はクランベリージュースをソーダで割ってもらった。
まずこの注文に「そんな変なのでいいの?」みたいにウェイターに笑われたのだ。いいじゃんねぇ、客が飲みたいっていうんだからさ、さっぱりしておいしいのよー、これ。
M1号はブラッディマリー。 ウォッカのトマトジュース割りよね!! ここ重要です!
Yちゃんはジントニック。 普通に。
さて、姉さん事件はその後起こったのです。
M1号がブラッディマリーをゆっくり飲んでいたところ、インド系スレンダーのウエイトレスが私たちのテーブルのコースター代わりの紙ナプキンを交換したかったのか、ゴミが入っている灰皿を交換したかったのかで、おいてあったブラッディマリーのグラスを倒してしまいました。 このウエイトレスったら無言でグラスを手に取り、テーブルの赤い汁を床にこぼしながら紙ナプキンでぬぐいはじめました。
こぼれた赤い汁が私の足にはねて冷たいし、ずーっと無言なので、「ねぇねぇ、このおねえちゃんsorryって言ってないよね」と友人に確認する私。 ずーっとむっとしてるんだよね、この子。
さらに数枚紙ナプキンをつかんでテーブルに戻ってきて、ほとんど空になったグラスを持って立ち上がった時にまるでかの鳴くような声でとってつけたかのように「sorry」って言ったの。 もちろんM1号には聞こえてなかったくらい。
「代わりを持ってくるから」といって一旦消えたウエイトレス、すぐに戻ってきてこう言った。
「グラスには半分もなかったから、半分もってくるわ。 OK?」って高飛車。
半分???? 4分の3はまだ入ってたよ。
それに、なぜ半分って決めるの?
「それってお店のポリシーなの? あなたが決めたの? そんなことしてたら客なくすよ」と言ってみた。
「だって半分以下しかなかったじゃん」みたいな横柄な返答。 ぜんぜん私たちの抗議なんて意に介していない態度。
怒りの4人は、「こんなにはいってたわよー、それにあんたがこぼしたんじゃないの」とグラスを指差し怒ったら、ぷいっとまた奥に消えていったんですよ。
もう怒りがふつふつと湧き上がり、「なんだー、この店は。 それにあの子の態度ってどうよ!!!」と4人で侃々諤々ですよ。
4,5分以上は待たされて持ってきたときのその子の態度。
ドンッ!とグラスを置き、「enough(これでいいでしょ)!」ってもんでした。 立ち去るときも「ふん!」って顔。
ひどすぎる。
その子よりもちょっとえらいと思われるウエイターに事情を説明したら、すぐにその子に話に行ってくれたんだけど、戻ってきたときの報告ときたら、全部その子のいうことを鵜呑みにしてました。
まず、グラスが倒れたのは私たちの誰かにプッシュされたから。 ソーリーって言った(たしかにね、私にしか聞こえなかったけどね)って。 そのウエイター(キャプテンらしい)曰く、「あの子はまだこの仕事始めたばかりだから。 きっとこぼしたのを自分の賃金から引かれるかと思ったんだと思うよ。」だと。 それは問題が違うでしょ。
まず私たちは誰もテーブルの上のものは触ってなかったし、こぼしたドリンクの量から代替品は半分だって決め付けてたし、ちゃんとお詫びしてないし。 その後も私たちを馬鹿にしたような顔で見続けてたし。
さらに、またその代わりのブラッディマリーなんだけどね、M1号が飲んでみたら、タバスコ大量にはいっていて酒の味がしないって。
色をみてもとってもとろとろしていて、ただのトマトジュースに見えるの。
何口飲んでみても、どーもウォッカは入っていないようなので、これまた別のウエイターに味見してもらった。
ストローで2口のんで、納得してた。
これまた3,4分待たされてやっと普通のブラッディマリーがやってきましたよ。
「さっきのはなぜアルコールが入ってなかったの? わざとしか思えないわよ、あの態度」って言ってみたら、「バーの方で間違えたんだと思う」だと。 バーの方だって、バージンマリー(ウォッカ抜き)ってはっきり言われなかったらウォッカ入れ忘れるわけないじゃんねぇ。 あのウエイトレスが言い間違えたか、わざとかとしか思えませんよー。 いや、絶対にわざとだね。
あまりにもあの態度に納得いかないので、「謝ってもらえないなんて、おかしすぎる」と皆で抗議。
この間なんと1時間半あまり。
もう時間のたつのなんてぜんぜんわからなかった。
そばのカウンターで飲んでた欧米系のおっちゃんたちも「やれやれー!」って感じだったらしい。
ウエイター二人にさんざ説得されてやっと来たウエイトレス。
一応「そーりー」って言ったことは言ったって感じ。
でもね、そのあとにYちゃんが「なんでうそついたの?」って聞いたら、「はー???うそなんてついてないわよ、それに最初に謝ったじゃないの。」と、私はぜんぜん悪くありませーーーーん状態。
「嘘ついてんじゃん、プッシュされたって言ったんでしょ?」
「彼女にされたもん」ってM1号を指差す。
「NO------!」って大合唱ですよ。 M1号なんて悲鳴あげてましたよ。 あまりの侮辱にね。
それでも譲らなかったね、あのウエイトレスは。
この間にもウエイトレスの名前を教えろといっても、いやいや首からぶら下げているネームタグを見せるくらい。
キャプテンも別のウエイターも頼りない。
マネージャーは留守だと。
うそばっかりですよ。
最後の最後に来た小柄のウエイターなんか、顔を引きつらせて「じゃぁ、どうしろというんですか? bow(おじぎ)させろとでも言うんですか?」って顔をワナワナさせてました。 なんであんたが顔引きつらせて怒るのよ、怒ってるのはこっちよって話ですよ。
日本だったら、最初に素直に「申し訳ございませんでした。 すぐに代わりのものをお持ちします」ってもんでしょ。
別にタダにして欲しくもないし、バウチャーもってこいとも思ってないのよ。
「We need her apology from the bottom of her heart!」ですわよ。
ウエイトレスの言葉を鵜呑みにする仲間意識。 お客をバカにする態度。 あきれかえってしまいました。
Yちゃん、「シンガポールのツーリストボードに報告するからあの子とあなたの名前を教えて」って言っても拒否する始末。
最後に自分の名前だけ教えてくれました。
よっぽどこのツーリストボードが怖いらしい。 なら最初からちゃんとしてちょーだい!!
お客様は神様です。 損して得とれ! こういうの教えてあげられる人いないかなぁ。
というわけで、私は日本人駐在およびシンガポールに観光に来られる方々に、U子とYちゃんはご主人の国であるイギリス人駐在に、M1号はこれから向かうマレーシアの日本人駐在にこのたびの件を広くひろめる次第でございまする。
ちなみに、そのウエイトレスの名前は ムトゥー だか ラトゥー だかって名前。
とっても細くって髪型はボブで、眉間に赤い印つけてるインド人。
あ、見に行くだけでいいからね。 お金払っていやな思いはしないでね。
絶対に行ってはいけないレストランおよびバーですからねー。
は店の看板とソファ横に下がっている点滴です。 けっ!!